スケートボードのパーク競技の岡本碧優選手は、東京オリンピックの予選を兼ねた19年の四つの国際大会で優勝し、世界ランキング1位(2021年7月現在)を維持して東京に臨む、スケートボード競技で最もメダルに近く期待がかかる選手です。
その岡本碧優選手は、2021年の東京オリンピック時点で15歳の中学3年生というから驚きです!
世界に挑戦し続ける15歳のスケーター岡本碧優選手が気になります!
岡本碧優(スケボー)のプロフィールや、出身・コーチやスポンサーなど、あらゆるデータを網羅しまとめました。
目次
岡本碧優(スケボー)の読み方は「みすぐ」
岡本碧優選手のお名前はとても珍しい漢字の組み合わせでなかなか読めませんよね。
正しい読み方は碧優(みすぐ)です。
碧…みどり → み
優…すぐれる → すぐ
このようにすれば覚えやすいですね!
碧と優の意味を調べて見ました。
【碧の意味】
青色の美しい石という意味から、抜けるような青空や透き通った海がイメージできる漢字。
曇りのない澄んだ心を持った人に育ってほしいという祈りを込めて。
引用元:たまひよ
【優の意味】
優秀で、温かい心を持った穏やかな人に成長してほしいという期待を込めて。
引用元:たまひよ
岡本碧優選手の由来は、明らかにされていませんが、漢字の意味を考えるに
曇りのない澄んだ心を持った、優秀で、優しい子
に育って欲しいという意味が込められているのではないかと推測できますね。
岡本碧優(スケボー)のプロフィール
名前 | 岡本碧優(おかもと みすぐ) |
生年月日 | 2006年6月22日 ※2021年7月現在 15歳 |
出身地 | 愛知県高浜市 |
血液型 | B型 |
身長 | 148cm |
体重 | 40kg |
所属 | MKグループ |
趣味 | 読書 |
好きな食べ物 | 肉(中でも牛タンが好き) |
嫌いな食べ物 | パクチー |
座右の銘 | 挑戦 |
スケートボードのパーク競技の選手。
パークとは
パークとは、制限時間内にすり鉢状のボウルを自由に滑って、ジャンプや回転などの技を競う。
駆け抜けるスピードやエアーの高さが魅力の迫力ある競技。
2021年7月現在、中学3年生である岡本碧優(みすぐ)選手は、体育の授業は得意だが、国語や数学は不得意なんだそうです。
好きな食べ物を「肉」と言ってしまうあたり、正直でとっても好感が持てますね!(牛タン好きなところも私と一緒でした)
岡本碧優(スケボー)の小学校は「愛知県高浜市立吉浜小学校」
岡本碧優(みすぐ)選手の出身の小学校は、愛知県高浜市立吉浜小学校です。
こちらの小学校に6年生の12月まで在籍していました。
- 愛知県高浜市立吉浜小学校
- 〒444-1331 愛知県高浜市屋敷町5丁目8−1
出身小学校である、吉浜小学校では東京オリンピックに向け、横断幕が掲げられているそうです!
地元の小学生達にとって、身近な人が国際的なスポーツの祭典で活躍するのを見るのは嬉しいですよね。
しかもその岡本碧優選手は、金メダル候補と言われる人物!
高浜市からもオリンピックに出場する人がいるのは、ご存知ですか❓
スケートボード女子代表 岡本碧優さん 中学3年生です∩^ω^∩
中学3年生ですよ😲 出場日は8/3と、吉浜小学校に横断幕が掲げられていました!
応援したいと思います♪
引用元:ameblo「コミュニケアシリーズ・介護スタッフのブログ」
地元の小学生達にとって、いい目標となることは確実ですね!
将来的にも岡本碧優選手を目標に、同じスケボーや他のスポーツなど活躍する子供達が増えるかもしれません。
岡本碧優(スケボー)の中学校は「岐阜市立長森南中学校」
- 岐阜市立長森南中学校
- 〒500-8237 岐阜県岐阜市切通2丁目11−1
- ホームページ https://gifu-city.schoolcms.net/nagamoriminami-j/
岐阜市立長森南中学校は、岡本碧優選手が下宿するコーチ一家の三男でスケートボード日本人トップ笹岡健介選手の母校でもあります。
岡本碧優(スケボー)の競技のきっかけは兄
岡本碧優選手がスケートボードを始めたきっかけは兄による影響です。
兄の影響で小2からスケボーを始める
岡本碧優選手は、兄の影響で小学校2年生からスケートボードを始めました。
笹岡家が主宰する愛知・あま市の「Hi―5スケートボードスクール」に通い始めます。
スケートボード・男子パークのトップライダーである笹岡建介の実兄、プロスケードボーダーの笹岡拳道(ささおかけんと)のTRIFORCE SKATEBOARD ACADEMYに入り、本格的に練習スタートさせました。
岡本碧優選手のセンスを見込んだコーチから
「女の子なら、世界で戦える可能性はあるよ」
と言葉をかけられ、スケートボード競技にのめり込みました。
2018年の世界選手権では、なんと小学6年生ながら5位入賞を果たしています。

【Hi―5スケートボードスクール】
営業時間:
●火曜日~土曜日 9:00~21:00
●日曜日・祝日 9:00~20:00
●定休日:月曜日休み(月曜日が祝日だった場合営業翌日休み)
親元を離れて下宿する条件は大技の習得
最初は月に二回とか週末だけの練習がだんだん物足りなくなり、岡本碧優選手は2018年12月よりに競技により専念するため親元を離れ、岐阜市にある笹岡家のもとに下宿して技を磨くようになります。
下宿開始当時の年齢は12歳で小学6年生の頃だったというから驚きです!
岡本碧優選手のお母さんの知里さん曰く
負けず嫌いな性格。できないことがあるとできるまで黙々と挑戦していた
引用元:毎日新聞
とのこと。
小学6年生だった碧優さんの下宿については
「碧優は言い出したら聞かないから」
引用元:MKグループ
と許してくれたそう。
岡本の下宿には、一つの条件がありました。
その下宿の条件は今や岡本碧優選手の代名詞となった「バックサイド540(ファイブフォーティー)」の習得でした。
バックサイド540とは
空中で斜め軸で体を1回転半させる大技
1回転半回るだけの滞空時間が必要で、難易度が高い
女子ではほとんど成功例のない大技。
笹岡父子は「世界を目指すのなら、540は絶対。(中学までの)進級までに乗れなかったら無理」と、ハードルを突きつけ覚悟を試しました。
小学6年生の最終学期で岐阜に転校した岡本碧優選手は、約4時間の練習を日課に努力を続けます。
2019年1月、ついに「540」を成功させ、うれし涙を流しました。
岡本碧優選手のコーチの総監督を務める、笹岡賢治さんは
毎日のように泣いていたね。
怖いし、コケたら痛いやろうし…。
根性はある。
よう頑張ってると思う。
13歳の子が親元離れて来てるわけやから
と語っていました。
岡本碧優(スケボー)|オリンピック金メダルは祖母との約束

スケボーのパーク競技で最も金メダルに近いと言われている岡本碧優選手。
急速に成長を遂げている岡本碧優選手には、金メダルを約束していた人がいます。
それは、一緒に住んでいた祖母の峰子さんでした。
スケボー競技を始めた当初は、心配をしていた峰子さんでしたが、試合に出るようになり碧優さんの話を聞くのを楽しみにするようになりました。
峰子さんは、亡くなる4ヶ月前にも病気をおしてスケボーの応援にも駆けつけてくれたそう。
亡くなる直前、最後の別れと覚悟して、峰子さんのお見舞いに行った碧優さんは、両親から「おばあちゃんに約束しないの」と促され、涙ながらに
「五輪に出て優勝するから見ていてね」
と声を掛けたそう。
岡本碧優選手は、当時小学5年生。
このことは、小学6年生の時に小学代表として参加した「第35回少年の主張大会」で発表をしています。

中学3年生になった今、自国日本で開催される東京オリンピックで金メダルに最も近い選手として参加することを天国の峰子さんも喜んでくれていることでしょう。
岡本碧優(スケボー)の主な成績
2018 | Park World Championship | 5位 |
2019 | VANS PARK SERIES ASIA REGIONAL CHAMPIONSHIPS | 優勝 |
Park World Championship | ||
X-GAMES(世界的権威ある大会) | ||
ISO of Park Skateboarding Nanjing | ||
Road To X GAMES | ||
Dew tour | ||
ブルボンPresents 日本オープン JSF Park Style Contest |
2019年6月にカリフォルニア州・ロングビーチで行われた東京オリンピックの予選対象大会「デュー・ツアー」では女子選手では初の横1回転半の大技「バックサイド540」を決め優勝するなど、数々の世界大会で優勝。
スケートボード競技を始めて僅か4年で世界ランキング1位に上り詰めました。
岡本碧優(スケボー)の代名詞「バックサイド540」【動画】
岡本碧優(スケボー)の代名詞といえば、「バックサイド540」!
2019年6月17日にアメリカで行われた大会「デューツアー」で女子選手では初めて「バックサイド540」を決め、2位と大差をつけて優勝をしました。
63.16の優勝で2位は55.00と大差をつけて圧勝でした。
その時の動画はこちら。
まだ中学1年生とは思えない、堂々とした滑りを披露してくれていますよね!
公式インスタグラムにも、大会や練習中の動画をUPしてくれていますので、ぜひご覧になって見てください。
岡本碧優(スケボー)のコーチは別格!
コーチの笹岡家はスケボー一家
岡本碧優選手のコーチをつとめているのは下宿先でもある笹岡一家です。
笹岡一家は下記の通り。
笹岡三兄弟は、全員プロライセンスを取得しているのスケーターです。
- 総監督(笹岡家・父) 笹岡賢治
- ヘッドコーチ役(笹岡家・長男)笹岡拳道:テクニックを授け、戦略面も担う
- (笹岡家・次男):笹岡堅志
- 目標とする人物(笹岡家・三男)笹岡建介:普段一緒に練習しており、最高のお手本
三男のプロボーダーである笹岡建介選手は、2018年日本選手権で初代チャンピオンに輝くなど日本のスケートボード界を引っ張る第一人者。
東京オリンピックでもメダルの有力候補として期待される人物です。
日本でたった1人しかできない大技「バックサイドヒールグラブノーズボーン」(板を回して、その板をキャッチして前足を伸ばすという技)を武器とする選手です。
一つ屋根の下で暮らす親代わり
コーチである笹岡家で下宿生活を行なっている岡本碧優選手。
普段の生活ではスケボーの技術以上にあいさつや礼儀、そして周囲への感謝の気持ちもしっかり言葉に出すよう、叩き込まれているそう。
拳道コーチは
『碧優はスケボーだけ』って言われたらファンも付かない。
態度や姿勢でも、見せていかないといけない
と語っています。
本人いわく「追い込まれないとダメ」という性格も見越して、簡単には褒めないというから驚きです。
出来なければきちんと叱るそうです。
競技を指導するだけでなく、まだ10代前半の岡本碧優選手の生活面までを親に代わって指導するのは一筋縄ではいかないでしょう。
きっちり叱ってくれる大人に見守られている岡本碧優選手はとても幸せな環境に身を置いているのだなあと感じました。
「愛される選手になって欲しい」
総監督である笹岡賢治さんは競技に初めて接して40年以上。
「今の選手は環境も含めて恵まれている」と語ります。
岡本碧優選手に望むのは決して強さやうまさではないそうです。
人に愛される選手になってほしいなあ。
成績が残っているからという理由だけで声をかけられるのではなくて、たとえ成績が残らなくても、碧優、碧優って言うてもらえるようになってほしいんですよ…
引用元:スポーツ報知
本当に父親のような言葉ですよね。
親元から大事な10代の女の子を預かる責任もあるでしょう。
拳道コーチもそうですが、笹岡一家が時に厳しくも愛情を持って岡本碧優選手の内面や技術面を育ててくれているのかを物語るとてもあったかい言葉で、胸が熱くなりました。
岡本碧優(スケボー)のスポンサーもすごい!
岡本碧優選手は、様々な業種からスポンサー契約を勝ち取っています!
中学生にしてスケートボードに関する、あらゆる企業ともスポンサー契約を結んでいるあたり岡本碧優選手がどれだけ期待されている選手かを物語っています。
MKグループ
タクシー会社のエムケイを中核とし他を関連会社とすると見られる企業。
岡本碧優選手の所属先でもあります。
Dcshoes japan(DCシューズ)
アメリカのスポーツ用品メーカー。
1994年にプロスケーターのダニー・ウェイの兄であるデーモン・ウェイ、コリン・マッケイ、ラリードライバーのケン・ブロックらによって創設。
ストリート、スケート、レース、スノーなど、様々なカテゴリー別の商品があるのが特徴で、アパレルやシューズは世界的に非常に人気が高い。
Santa Cruz Skateboards(サンタ クルーズ)
1973年から続くサーフィン、スケートボード、そしてスノーボードの「3S」をカバーし、アメリカ・カリフォルニアを代表するブランド
スケートボード業界で最も歴史のあるブランドとしても有名。
スケートボードブランドとしての第一歩は、友人からの「スケートボードを500台作ってほしい」という電話でした。
そのスケボーが人気を呼び、Santa Cruzはスケートボードカンパニーとして成長。
Independent Trucks(インディペンデント)
カリフォルニア州サンタクルーズを拠点とするスケートボードトラックメーカー。
創業以来トラックブランドとして確固たるクオリティと強度で人気。
現在では定番のトラックブランドに。
日本では略してインディと呼ばれています。
トラックとは、スケートボードのデッキとウィールを繋ぐための金属パーツのこと。
スケートボードの乗り心地やトリックのしやすさに影響します。
Ricta Wheels(リクタ)
最新のテクノロジーで開発されたウィールブランド。
ウィールとは、スケボーのタイヤのことでスピードや安定性を左右するため、自分にあったウィールを見つけることが重要とされています。
第一線で活躍するプロのライダーによるテストや、プロが望むシェイプなどを具現化し販売しているのも、RICTA WHEELSの特徴。
Bronson Speed Co.(ブロンソン)
SANTA CRUZやINDEPENDENTなどを製造・販売を行う“NHSマニファクチャー&ディストリビューション”が力を注ぎ、開発をしたベアリングブランド。
ベアリングとは、スケートボードのスピードを左右する重要なパーツのこと。
Hi-5 skatepark
Hi-5 skateparkは愛知県にあるスケボー・BMX(自転車)の施設。
スケートボード・BMXスクールを運営しています。
プロスケーターの笹岡拳道さんが教室を開いており、岡本碧優選手が本格的にスケートボードを始めるきっかけになった教室がこちらです。
営業時間:
●火曜日~土曜日 9:00~21:00
●日曜日・祝日 9:00~20:00
●定休日:月曜日休み(月曜日が祝日だった場合営業翌日休み)
DIVISION
大阪のハンドメイドによるニーパッド&ガスケット ブランド。
こちらのニーパッドは平野歩夢選手もつけているほどスケーターには定番のブランドのようです。
triforce、triforce skateboard academy
岡本選手のコーチを務める笹岡 拳道氏が代表を務めるマネージメント会社です。
選手の育成やスケボーのスクールやコーチングを行っています。
株式会社ジームス
水素水サーバーの販売普及や水素水サーバーのレンタル事業、水素水自動販売機の販売普及、水素水自動販売機の分配方式による事業などを展開
金メダル候補の笹岡健介君と岡本碧優さん、練習場には水素水サーバーと次亜塩素酸水加湿器ありました。応援しよう‼️#水素水 #次亜塩素酸水 #除菌水#コロナ #シルキーピュア #ジームス #https://www.gyms.co.jp pic.twitter.com/9hB0i4E3cA
— 江田敏久 (@85b43BgcyEF7zzq) June 8, 2020
その他は
- 6556skateboarding
- 株式会社ネクストワールド
など